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4 ナンプレでアソぶ - その1 真っ二つに分けてみる

ナンバープレイス(以下、ナンプレ)が世界中で流行し始めて、十年の月日が経とうとしていますね。

その間に、たくさんのバリエーションが出てきたり、ヒント数字の最小個数が証明されたり、世界一難しい問題が発表されたり、プロの作家さんが作ったかのような上質な問題を生成するプログラムが開発されたり……と、まだまだナンプレは発展していきそうな勢いがあります。

また、ヒント数字に面白さを感じる作品も多々あり、数字を連番で並べているものや魔方陣の配置になっているものなども発表されておりますが、それ以外に面白い見せ方はないのでしょうか。

一つのアイデアですが、「ヒント数字を偶数・奇数の真っ二つに分けてみる」というのはいかがでしょう?

対角線を境にして、ヒント数字を偶数・奇数に分けたナンプレを下で出題しますが、対角線だけではなく、左右や上下で二つに分けることも可能です。

この偶奇数分別ナンプレだけではなく、いろんな面白い見せ方がどんどん出てくれば、ナンプレはもっと進化して楽しくなるように思うのですが、皆様はどのように感じられますか?

最後に、二種類のナンプレを制作しましたので、どうぞお楽しみください。

問題 空いているマスに1~9のうち、どれかの数字を入れてください。ただし、タテ・ヨコそれぞれの列と、太線で囲まれている3×3のマスの中に同じ数字が入ってはいけません。

初級~中級むけ

上級むけ

この問題の答えは、ご自分で。

さて、ナンプレの話題はいったん止めまして、次回はまた違うテーマに移ります。お楽しみに。

(つづく)

田守 伸也
和歌山県生まれ。雑誌・テレビ・企業に問題提供する神出鬼没のパズル作家。名前以外、これといった特徴なし。