ASOBIDEA

5 不可能物体 - その1 存在の魅力

まず最初に、ASOBIDEAからのお知らせです。

今回のテーマ「不可能物体」に関連して、田守さんお手製の不可能物体をプレゼントすることになりました。

くわしいことは、このページの最後に。

皆さんは「不可能物体」という物をご覧になったことはありますか?

「一見存在することが不可能なもの」を総称して不可能物体と呼ぶのですが、下の写真は、その一例です。

木の矢が貫通したコーラびん (写真協力:パズル工房「葉樹林」)

ビン詰めトランプ 「Loaded Deck」 (筆者作)

これらはマジックではないので、使われているものに仕掛けは一切ありません。

仕掛けは無いにも関わらず、存在しているという不思議さが不可能物体の一番の魅力ではないでしょうか。

私はその中でも特にビン詰めトランプの制作が大好きで、様々なバージョンを作っているのですが、

こちらは数年前のエイプリルフール時に制作した、「世界最古風 ビン詰めトランプ」です。

これは、カードもパッケージも封入シールも全て古びたデザインをしている「Bicycle Series 1800」というトランプを入れて、ガラスビン表面に経年変化したようなキズを施しています。(写真が小さすぎて、キズは見えないかと思いますが)

他にも様々な不可能物体を作っているのですが、次回は、簡単な?不可能物体の作り方をご紹介いたします。

(つづく)

今回の話題に関連して、田守さん特製の「ビン詰めトランプ」を抽選で1名の方にプレゼントいたします。なんと、本文でご紹介した「世界最古のビン詰めトランプ」(というジョーク!)を復元したものです。

なお、本品はお手元で大事にしてくださる方にお譲りしたいと考えています。ご応募の際は、その点ご理解くださいますよう、お願いいたします。

終了しました

田守 伸也
和歌山県生まれ。雑誌・テレビ・企業に問題提供する神出鬼没のパズル作家。名前以外、これといった特徴なし。