ひとくちに暗号と言っても、推理小説などで扱われる暗号もあれば、通信工学の暗号理論などもありますが、今回は頭の体操で使われるような謎解きタイプの暗号がテーマです。
暗号を作る過程で、答えとなるメッセージの各文字を何度も置き換えたり、複雑な対応表を使用すれば、難しい問題は簡単に作れますが、謎解きの暗号は幅広い年齢層に向けて出題することが多いので、子供でも解けるように作るのが好ましいワケです。
ただ、明らかに小学校低学年生向けの、こんな暗号はどうでしょう。
ここまで古典的で易しい問題では年輩の方は楽しめないですし、逆に知識が必要な暗号を作れば、子供を置いてきぼりにする可能性が出てくるので、よろしくありません。
そのバランスが難しいところなのですが、どの年齢層の方にも楽しんでいただくのであれば、「発想次第で解けること」に重点をおいて作ればいいと思います。
ただ、既存のアイデアを用いれば、年輩者は知っている可能性が高いので、オリジナルが望ましいですね。
問題 会う約束をした友達から、下のような暗号が送られてきました。どのようなメッセージなのでしょう?
次回は違うテーマに移ります。お楽しみに。
2015.2.16
(つづく)