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17 ナンプレでアソぶ - その3 うごかす

ノーマルなナンプレには、3×3のブロックがありますね。
もし、そのブロックを動かせたらどんなパズルになるでしょうか?

ブロックという言い方ではイメージしにくいので、ここからは「フレーム」という言葉に変えて説明します。

例えば、こういう問題。

9×9のタテ・ヨコ各列に1~9の数字を一つずつ埋めてください。そのとき、右側のフレーム(ここでは3×3の正方形)をどこに配置しても、その中に1~9の数字が一つずつ入るようにしてください。

ただ、このルールでは問題自体が成立しないので、赤いマスを避けてそのままの向きでフレームを置いたとき、どの場所でもフレーム内に1~9が一つずつ入るように数字を埋めるのです。

ルールが分かりにくいですか?

では、もっと小さい問題で説明します。

上のような、1~6を一つずつ入れる問題だと……

このように、赤マスが入らないよう、そのままの向きでフレームを置きます。そのとき、どこに置いても、フレームの中に1~6の数字が揃うようにする、ということです。

話を9×9に戻します。

さて、このサイズでヒントの数字を一気に最少の8個にまで減らしました。難しめですが、論理的に解けますので、挑戦してみてください。

実は、このようなルールの問題は12年前、「あめしょー」のハンドルネームで「パズルのおもちゃ箱」(現在は閉鎖しています)というサイトに出題したことがあります。

当時、サイズは5×5・6×6・7×7の3種類だけで、今回のような9×9のサイズは作りませんでした。

7×7サイズでも結構難しい問題を出題したので、9×9サイズまで手を出さなくてもいいだろう、という判断だったのですが、その問題を解いたパズルマニアの方から、「全て論理的に解けるのが面白かった」「9×9サイズも解いてみたい」とのご意見をいただいたので、12年の時を経て、9×9バージョンを出題した次第です。

まだまだ問題はありますが、文章が長くなってきたので、最終問題に参ります。

一つ前の問題に比べれば、ヒントの数字は倍以上になっていますが、注目すべきところはフレーム内のマスの個数です。なぜか、8マスしかありません。

どういうことかといいますと、赤いマスを避けて、そのままの向きでフレームを置くとき、どの場所であってもフレーム内に8種類の数字が入るように(同じ数字が存在しないように)、1~9の数字をタテ・ヨコ各列に埋めるのです。

正直、12年前に出題した問題よりもはるかに難しいですが、シラミつぶし法(すべての可能性をチェックしていく方法)を使わず論理的に解けます。

論理パズル好きの方、どうぞご堪能ください。

(つづく)

田守 伸也
和歌山県生まれ。雑誌・テレビ・企業に問題提供するパズル作家。
パズル雑誌以外では、テレビ番組「脳内エステ IQサプリ」、「推理せよ! 迷Qポワロ」に陰ながら問題を提供。JALのパズル小冊子『Air Challenge』など、企業のパンフレットにも問題提供経験あり。