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20 アイデアを出すために - その4 古典からの発展

古典の問題をアレンジ(改良)するだけで、目新しい問題ができることがあります。例えば、下のアルファベットは何のイニシャル(頭文字)を表しているでしょう?

このままでは簡単ですので、答えを言いますと、五十音のあ行(=A)、か行(=K)、さ行(=S)、た行(=T)、な行(=N)を逆に並べたものですね。では、下の問題は、いかがでしょう。

上のアルファベットは何のイニシャルを表しているでしょうか?

Iは、あえてカッコ付けにしました。もちろん、カッコを付けている意味はあります。厳密なことを言えば(A)も加えた方がいいのでしょうけど、上の出題スタイルが一番無難かと思いました。
さあ、お分かりでしょうか?

もう1パターン。
NEWSはニュース(情報、出来事の報道)という意味以外に、東西南北の頭文字(N=North、E=East、W=West、S=South)を表しているという話があります。この問題を発展させました。

いま、NからSに線を引いたところ、ほぼ等間隔の位置にEとWが存在しました。このN・E・W・Sは、それぞれ何の頭文字を表しているでしょう?

いくつか疑問に思われる箇所があると思いますが、その全てに意味があります。ちなみに、外国語の知識は要りません。

(つづく)

田守 伸也
和歌山県生まれ。雑誌・テレビ・企業に問題提供するパズル作家。
パズル雑誌以外では、テレビ番組「脳内エステ IQサプリ」、「推理せよ! 迷Qポワロ」に陰ながら問題を提供。JALのパズル小冊子『Air Challenge』など、企業のパンフレットにも問題提供経験あり。