引き算の覆面算なんて、あまり見かけませんね。
当たり前の話ですが、足し算で成り立っている問題をわざわざ引き算に換える必要がないからです。
ただ、上のように、「自然な文章になる」という必然性を持たせれば、引き算の問題も作ることはできます。
「ねこ+ねる=ここで」と足し算で表すこともできますが、この文章に関しては、引き算で出題する方が断然楽しく解いてもらえるのではないでしょうか。
次は趣向を変えて、このような問題を作りました。
赤色に青色を足すとパープル(赤紫)になるという覆面算。
しかも、この答えのとおり、AKAIRO:AOIRO(=292685:25685)の割合で赤と青の絵の具を混ぜると本当にパープルができる……となればよかったのですが、現実には、赤紫から遠い「ほぼ赤」にしかなりませんでした。惜しい。
今度は、覆面算自体をイラストにしてみました。
教会にて結婚式が行われていますが、上のイラスト全てが覆面算です。
どういうことかといいますと、左側の十字架はプラスの記号を、バージンロードはイコールの線を表し、新郎新婦と出席者(男女)およびハートマークは通常の覆面算と同様に、同じものには同じ数字が入り、異なるものには異なる数字が入ります。
難しそうに見えるかもしれませんが、論理的に解けますし、思いのほか易しいですよ。
もっとサイズの小さい問題は上のように作れますが、ハートのバランスや出席者の男女の比率を考えると、見栄え的には先の問題が一番いいなと感じました。
このような覆面算が出題されても、面白いのではないでしょうか。