今回は、簡単そうに見えて一筋縄ではいかないパズルです。アソビディアのファンなら、すぐピン!と来ると思います。
2014年3月から2017年10月まで続いた、アソビディアの佐藤による連載「つめこみくじ」。ここに掲載された50種類のパズルをカタチにしたのが、このシリーズです。
二年ほど前に連載のうち10種類を製作し、パズる広場へ試験的に導入しました。これが好評だったので、そのあと徐々に種類を増やし、現在では50種類すべてが遊べるようになっています。「パズルは苦手」と尻込みされる方でも数分で解ける絶妙な難易度で、パズルを解く喜びを体感してもらえるアイテムとしてパズる広場では欠かせない存在です。
デザインの面から見ると、4×4の正方形の枠という制限で、どれだけの箱詰めパズルが可能なのかということに挑戦しています。
市松模様を作る(その一)、線をつなげる(その三十九)、隙間なしに詰める(その二・その十八など)、隙間を許して詰める(その二十・その三十など)、指定された形を作る(その六・その二十三など)、指定された模様を作る(その五・その九など)といったように、平面パズルの基本的なカテゴリーを網羅したラインナップが魅力です。
連載当時は目で解けるかどうかギリギリのレベルで、ピース数は4~8個ですから、それほど難しいパズルはないと思っていました。ところが、実際に遊ぶと意外に厄介なものもあります。とくに「その十」は解く過程に心理的な影響があるようで、たった5ピースで多くの人を悩ませる名作です。
おまけのパズルは、連載の50種類にはなかった「ちぐはぐなピース」。大きい五つのピースに小さいピースが一つだけ。うまく正方形の枠の中に詰めてください。(Lixy/ASOBIDEA)