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えんぴつパズル

今回は、えんぴつパズル。前回ご紹介した「キューブパズル」と同じく、数あるイベントパズルの中でも最初期に作られたパズルの一つです。

えんぴつパズル・グリーン

種類としては「レールパズル」と同様の「マッチングパズル」に分類されます。中でも、このように絵柄を二分割して合わせるタイプを「ヘッド&テイル」と呼びます。

ピースの構成は1×2の長方形ピースに「ヘッド」か「テイル」が1個ずつ描かれており、それら8枚をつなげて8つの絵柄を作る形になっています。

ピース6種と、4×4をすべて通るハミルトン閉路2種

数学的な見方をすると、ヘッドとテイルを区別せずにピース内の絵柄を線でつないでみると、ピースの種類は全部で6種類。これで8つの絵柄を作るということは、すべての線をつなげて一つの輪を作ることだと考えられます(輪が2本以上できる場合もありますが、ここでは省略します)。

そのようなつなぎ方は「ハミルトン閉路」と呼ばれ、4×4のマスで考えると図の2種類しかありません。解答がどちらになるのかは与えられたピースの種類を見れば判断できるので、あとはこの形になるようにピースを並べ、同じ種類のピースを入れ換えていけば解答にたどり着くことになります。

もっとも、こんな小難しいこと考えなくても、現実にはお子さんがパーッと解いてしまうこともあるのですが……。

ちなみに、えんぴつパズル3種のうち、グリーンとブルーはこのような形で論理的に攻められますが、レッドは上にあげた6種以外のピースが混ざっているため、一筋縄ではいきません。これらのパズルは公式ショップでアクリル製のものが販売されていますので、興味のある方はぜひご覧ください。販売しているパズルには以下のような追加問題も同封されています。

「えんぴつパズル・グリーン」の追加問題

おまけのパズルも、えんぴつパズルをご用意しました。ハミルトン閉路を頭に浮かべながら挑戦してみてください。(Lixy/ASOBIDEA)

2019.9.12