かんじのじかん

第6回

逆さ二字熟語 2

前回に引き続いての出題ですが、逆さ二字熟語は以下のように分類できます。

  1. 漢字個々の読みが同じで意味もほぼ同じ
    例:議論・論議、進行・行進
  2. 読みは違うが意味はほぼ同じ
    例:雄雌(おすめす)・雌雄(しゆう)、凹凸(おうとつ)・凸凹(でこぼこ)
  3. 読みは同じだが意味が違う
    例:乳牛・牛乳、幕内・内幕
  4. 読みも意味も違う
    例:分野(ぶんや)・野分(のわき)、図星(ずぼし)・星図(せいず)

前回と今回の出題分は(3)と(4)に属する言葉です。

次の□の中に漢字を入れて熟語を作り、文を完成させてください。ただし、二つの熟語は互いに逆向きの関係になっています。

例題

寄席では  扱いの奇術師が百円ショップでネタの材料を  していた。

答え:色物・物色

落語以外のジャンルを、寄席では全て色物と呼びます。さて、今回はビジネスの現場で見られるような光景(?)を並べました。

6-1

わが社は月給制ではなく  払いです。  中に受け取ってください。

6-2

自分のような  の者にまで携帯  を貸与頂けるのですか。

6-3

  な暮らしぶりだが、高い  を持っているので期待されている。

6-4

  を使い切り、ほとんど  に残ってないので増資は難しい。

6-5

「塞翁が馬」という  を知ってれば、その  は未然に防げたのに。

6-6

プロジェクトの  メンバーの彼は  ひそかに期するものがあった。

6-7

「いい  だね」と羨ましがられるが、  の術を使いたいほど忙しい。

6-8

  の知れない相手に対峙する術(すべ)を長年かけて  した。

6-9

  ともに第一人者となったので  報道されても影響はなかった。

6-10

  した機内から見下ろす街の灯りの光彩  たる輝きに感動した。

この解答は次回に掲載します。(itacho)

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2020.3.26