第4回 ドキッとさせる「ゲリラ広告」その1

海外の広告を見ていると、「これは日本では採用されないだろうなあ」と思ってしまうアイデアに時々出会います。特に「ゲリラ広告」(Guerrilla marketing)と言われる、街中などにいきなり出現させる広告に、そのようなアイデアが多いですね。たとえば……

駐車している自分の車のウインドウに、ゴルフボールが!

よく見ると、ボール半分だけが本物(?)のシールが貼ってあって、ボールに広告メッセージ「ゴルフレッスンを受けるなら、こちらへ」。

車の持ち主が面白がってくれるといいですが、「びっくりしたじゃないか!」と怒鳴りこまれる可能性もありそうな気が……。

やはり駐車している自分の車に、手裏剣が刺さっている!

これは、手裏剣の裏に「日本レストラン」の宣伝が書かれているというもの。

車にしかけをする例が続いたので、最後も車への「ゲリラ広告」の例。

あ! 車のタイヤが盗まれている!

もう、分かりますね。これはタイヤがなくなっているように見えるボードを使って、ドキリとさせています。ボードの裏には"WELL-INSURED ?" 「いい保険に入ってます?」

「ゲリラ広告」には、まだまだトリッキーで面白いものがたくさんあります。機会をみて、またご紹介したいと思います。

(次回へ続く)