第22回 ハロウィーンにちなんで、ちょっと怖い広告

10月31日は、ハロウィーン。本来は悪霊などを追い出す宗教的な行事ですが、欧米では子供たちが仮装してお菓子をもらう行事になっていますね。

これの影響を受けて、最近の日本では「仮装する日」「カボチャを食べる日」になったりしているのも、ご愛嬌というところでしょうか。

このハロウィーンの時期には「Happy Halloween」をキーワードに、ちょっとホラー仕立ての広告が毎年多く出稿されています。その中からビジュアルがトリッキーなものを選び出してみますと……。

広告主もひと目で分かるので、説明するのは野暮ですね。血に見立てたケチャップが、いいアクセントになっています。

次は、自動車を悪魔っぽく撮影したこんな広告。

wickedには「いたずらっぽい」という意味があり、MINIという車にふさわしい気がします。

さて、ここまでの2つの広告は、それほど「怖い」ものではありません。では、同じ自動車メーカーの次の広告はどうでしょうか。

(怖いので注意! クリックすると表示されます)

切断された足が転がっているのですから、なかなかにショッキングです。足についたカードには "Why would you need two legs?"。つまり、MINIのオートマ車なら足は一本で十分ですよ、というアピール(?)なんですね。

これはホラー映画祭の会場に登場したものでした。

次も、ちょっと怖いですよ。

(怖いので注意! クリックすると表示されます)

やはり、ホラー映画の宣伝用につくられたもの。ポップコーンって、脳漿(のうしょう)に似ていたんだなあと気付かされます。

このぐらい過激なものは、やはり場所とか宣伝対象を選んでしまうようですが、できれば「ハロウィーン」の広告でも、恐怖に満ちて、ある種「悪趣味」な作品を見てみたいと思ってしまいました。