すっかり、夏本番となりました。どこか涼しい場所へ出かける方もいれば、お家でのんびり過ごす方もいることでしょう。というわけで、今月のテーマはこちら。
今月のテーマ
映画のタイトル
ふらっと映画館へ行くとか、お家で映画を観るとか、広告で目にするとか、いろいろな形で映画に触れる機会があります。次々と新作が封切られるなか、今回は懐かしい作品を邦画・洋画から、それぞれ一点ずつご紹介します。
まずは、kawaharさんの作品です。
© 2017 kawahar
「時をかける少女」は、何度か映画化された筒井康隆さんのSF小説。ここでは、青い空に雲が浮かぶように、文字がただよっています。全体として逆さにしても変わらない図案で、よく見ると、ひらがな単独でも効果は同じ。ほんわかとしながら、随所に微妙な調整がなされています。なお、モザイクがかっているのは意図的とのこと。
さて、次にご紹介するのは、まっしーさんの作品です。
© 2017 まっしー
「terminator」というのは、言うまでもなく、1984年に公開された映画「ターミネーター」のこと。その世界観を思わせる質感が全体に表れていて、文字については逆さまにしても同じように読めます。互いに反転するtとrが何個かあったり、中央にある四文字が巧妙に入れ替わったりして、見どころはたくさん。
というわけで、これにて今月は終わりです。ご協力くださった作家のみなさん、ありがとうございました。また月末近くにお会いしましょう。
2017.7.27