かんじのじかん

第12回

同音語(三文字編 1)

今までは漢字の「形」を話題にしてきました。今回から「音」という視点で紹介してみます。

前回は形を間違えた漢字でしたが、もっと間違いが多いのは同音異義語です。よくあるものを挙げてみましょう。

意外/以外
最後/最期
弱冠/若干
再会/再開
感心/関心
内蔵/内臓
収拾/収集
驚異/脅威
回答/解答
避難/非難

いずれも、左側の言葉を使おうとして右側の言葉を選んでしまうことが多いです(その逆の間違いは少ない)。変換の第一候補をそのまま採用するのではなく、次の候補も見るように心がければ間違いは減るものと思われます。

よく間違われる三文字の同音異義語には「好感度/高感度」「消化器/消火器」などがありますが、今回は三文字全てが別の漢字の言葉を集めてみました。この言葉が同じ読みだったんだ、と面白がってもらえたら嬉しいです。

二つの文にある□に漢字を入れ、同じ読みになる別の言葉を二つ作ってください。

例題

掲示の   に沿って開会のあいさつから始まった。

サインをもらうために買った   は110円だった。

答え:式次第/色紙代(しきしだい)

12-1

   の登山はしっかりした凍傷対策が必要だ。

手動でフィルムを送る   は映画の源流といえる。

12-2

大学での五段階評価の真ん中三つは   

今まではタダだったレジ袋が   された。

12-3

   の名前と奉納金額が神社に掲示されている。

防災訓練の一環として   で揺れを体験した。

12-4

   円も出せば、かなり美味しい物が食べられる。

日本の   は兵庫県明石市を通る。

12-5

お腹がすいた時に鳴くのは   ではない。

妻は子供を連れて実家へ   だ。

12-6

   が炎症をおこして咳が止まらない。

   は1年に4回、3か月ごとに発行される本のこと。

12-7

大阪市に24あるうちの一つ、   には京橋駅がある。

贈り物の時の「つまらないものですが」のような言葉を   という。

解答は次回に掲載します。(itacho)

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2020.10.31