間違えやすい同音異義語を、もう少し挙げてみましょう。
基板/基盤
発泡/発砲
触角/触覚
確率/確立
やはり、左の専門用語を使おうとして右側の言葉を選んでしまうことが多く、その逆の間違いは少ないです。
漢字のルーツである中国語では、405種の発音に加え、四声と呼ばれる声調の組み合わせで多くの漢字の音を区別できます。ところが、日本語は発音が110種ほどしかないので、どうしても同音の言葉が多くなるのです。
前回に続いて今回も、読みは同じで三文字すべてが別のペアを出題します。見た目は違う言葉なのに、これが音で結びつくことを面白いと感じてもらえれば嬉しいです。
二つの文にある□に漢字を入れ、同じ読みになる別の言葉を二つ作ってください。
家電を選ぶ時にはコストと を重視する。
潜入 により悪事が白日の下に晒された。
答え:操作感/捜査官(そうさかん)
その雑誌は来月発行の をもって廃刊となる。
「一旦解散。30分後、この場所に のこと」
未曾有の に見舞われたが劇的に復興した。
日本では就業人口の約75%が 産業に従事している。
そのパソコンの待望の が来月に発売される。
経済が安定して がずっと続くといいのに。
映画『グラディエーター』は古代ローマの が主人公だ。
空海や最澄は として中国に留学したことがある。
事件が起きた公園は黄色いテープの で囲まれた。
優勝賞金が一番高額な囲碁タイトルは だ。
そのカーテンの生地は なので火事に強い。
「うちの孫は小学校の だったっけ?」
とは意志が強固で、自分の主義を曲げない男のこと。
走るうちに が生じることをランナーズハイという。
解答は次回に掲載します。(itacho/漢字蒐集家)