第14回 有名な絵画に見える、モザイク模様の広告

まずは、下の画像を見て下さい。ブロック玩具「レゴ」の広告なんですが、ちょっと目を細めて見ると、すぐに「あの名画」が見えてくると思います。

そう、「モナリザ」ですね。
しかし、この画像の部分部分をよく見ると、結構おおざっぱというか、粗い色づかいで、なぜこれが「モナリザ」に見えてしまうのか不思議な気がしてきます。

同じ広告シリーズの、次の画像はどうでしょうか?

これも原画を知っていれば見えてきますね。フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」。モザイク模様を私たちの脳が勝手に補完しているのですが、なかなか面白いですよね。

広告自体は、ブロックが作るイメージの豊かさを表現しているのでしょう。同じ手法を使って、次のような広告シリーズも作られています。

広告主はPANTONE。世界共通の色見本帳を出している会社です。こちらは、色の豊富さをモザイク模様で表現しているわけです。絵は「モナリザ」と「ゴッホの自画像」ですね。

「ゴッホの自画像」をつかったモザイク手法の広告には、次のようなものもありました。巨大サイズの野外広告です。

これは何が集まって「ゴッホ」になっているのでしょう? アップで見てみると……

なんと、ポロシャツでした。広告の説明によると、24色・2070枚のポロシャツで出来上がっているのだそうです。モザイクの手法を使う広告は、これからもいろいろな広がりがありそうな気になりました。

さて、ここからはちょっと宣伝をば。

ASOBIDEAでは、モザイクに少し手を加えて、パズルピース風に仕上げた「モザイクアートTシャツ」を販売しています。それを紹介したページがありますので、興味のわいた方は、ぜひチェックしてみてください。