第18回 "ORIGAMI"しましょう

寿司が"SUSHI"として世界共通語になっているのは、皆さんよくご存知でしょう。同じように、折り紙もまた"ORIGAMI"として世界で広く認知されているのですね。

日本文化発信の一端となっているわけですが、この"ORIGAMI"を利用した面白いDM(ダイレクトメール)や広告が、海外でいくつか作られています。今回はそれをご紹介しましょう。まずは、このDM。

BeforeからAfterへ、折り紙のように身体を変えましょう、というもの。ちょっと紙を折って作ってみたくなりますよね。"IT'S ALL IN YOUR HANDS"というコピーもしゃれてます。

次は、接着剤のDMです。

こわれてバラバラになった花瓶を、元通りに戻すという折り紙。できあがった花瓶には、接着剤も描かれているというわけです。紙自体にこういう図柄を印刷してしまうという手法は、無地の折り紙に慣れている日本人には発想しにくく、苦手なのかもしれないなと思ってしまいます。

次は、ATMから出てくるレシートの裏面で"ORIGAMI"ができるというもの。

5種類の折り紙がでてくるので、どんどんATMを使いたくなる!? このキャンペーン自体は、銀行名の認知拡大を意図したものだったそうです。

そして最後は、折ることでメッセージが出てくるというもの。

チャレンジ意欲をそそる、広告ツールなわけですね。で、これは「折り紙」というより「紙折りパズル」になっていて、これと同じ広告ツールなら、わがASOBIDEAでもデザイン・制作をしております。それを紹介したページもありますので、ご参考までにどうぞ。

すぐ捨てられがちなDMや紙広告に折り紙を取り入れれば、少し遊んでみたり手元に置いておきたくなります。この仕掛け・手法は、もっともっと広がっていいのではないかなあと思っています。