鳥羽市立海の博物館にオリジナルパズルを提供しました

三重県鳥羽市にある鳥羽市立海の博物館は、伊勢志摩国立公園内に位置し、海と人間の関わりや歴史を広く紹介している博物館です。アソビディアではこれまでも海をテーマにしたパズル展の共同開催や、常設展と連携した館オリジナルパズルの提供等で連携しています。今回は新たに、館からの依頼で常設展示と関連した4点のオリジナルパズルを提供しました。

・トモカヅキパズル(ラインつなぎパズル)
海の妖怪「トモカヅキ」は海女の姿に扮して、近づいてくる海女に大きなアワビを差し出します。そして、大アワビをつかんだ海女を海底にひきずり込んでしまう……という伝承がある妖怪です。そんな伝説をモチーフに、実際の海女漁の様子もイメージできるようなパズルになっています。

・海洋汚染パズル(箱詰めパズル)
現代においては、人類の活動に伴う様々な理由で海の環境は汚染されています。パズルでは赤潮、工業廃水、プラスチック、船からの油で汚染された海をとりあげ、それらの海をきれいな海に戻すことを目指します。

・ふなだまパズル(箱詰めパズル)
「ふなだまさま」とは、船を新造したときに大漁祈願や航海安全を願って、船に納める神さまのことです。そのふなだまさまをモチーフに、ふなだまに入れられるものとして一般的な、男女一対の人形、五穀、銭、サイコロ、女性の毛髪をピースとして、すべてを枠の中にうまくおさめるパズルに仕上げました。

・カキ筏パズル(組板パズル)
館の位置する鳥羽市浦村は、カキの養殖で三重県一の生産量を誇っています。そのカキの養殖方式のうち、いかだの下に吊るして育てる「垂下式」と呼ばれる方式をモチーフにしています。溝の入った6枚の板をうまく組み合わせてカキ筏を完成させるパズルです。


どのパズルも、展示内容との関連を持たせるだけでなく、パズルとしても遊びやすいように調整・設計しました。以前に提供した3点とあわせて、7点のオリジナルパズルが館内に展示されています。旅行などで伊勢志摩を訪れた際には、海の博物館へもお出かけの上、パズルに挑戦してみてください。

このように、アソビディアでは博物館・美術館といった各種の展示施設と連携したオリジナルのパズルや遊び心のあるデザインを提供しております。どうぞ、お気軽にお問い合わせください。

製作:2023年4月
企画・会場鳥羽市立海の博物館(三重県鳥羽市)
デザイン・制作:ASOBIDEA

(Lixy/ASOBIDEA)