兵庫県神戸市の灘中学校・高等学校の「土曜講座」で、パズルをテーマに山田がお話をしてきました。中学生を対象にした「タングラムの世界」と高校生を対象にした「ポリオミノの世界」という2本の講座です。
「タングラムの世界」ではシルエットパズルの代表格であるタングラムの歴史や成り立ちを中心に、他のシルエットパズルや、それらを用いた学術研究の話題など、多岐に渡る内容になりました。講座の途中では実際に紙からタングラムのピースを切り出し、タングラムパラドックス問題に挑戦してもらいました。小学生から似たタイプのパズルには触れてきた生徒さんも多いようで、起源やより深い内容を興味深く聞いてくれました。
「ポリオミノの世界」では、最初にポリオミノの歴史や背景に触れた後、偶奇性を使った様々な証明問題を紹介しました。また長い歴史があり、数多くの人を虜にしてきたペントミノを用いた多種多様なパズル問題も紹介し、それらの中からいくつか軽めの問題に、実際のペントミノピースを使って挑戦してもらいました。高校生対象という事で、かなり難し目の内容も取り入れながらの講座でしたが、集中力を切らさずに、最後まで取り組んでくれました。
選択制の土曜講座という選択制授業の一環の講座ですが、どちらも約70名の生徒に参加してもらい、楽しい90分間を過ごしました。灘中学校・高等学校へは2、3年おきに訪ねており、今回で4回目の訪問となりましたが、いつも生徒さんの反応も良く、講師としても嬉しい時間となっています
ASOBIDEAではご要望に応じて、パズル・トリックアートなどを題材にした講座を企画・提案しています。物事の考え方を学ぶ講義スタイルや、手を動かすワークショップなど、さまざまなスタイルを提供できますので、どうぞお気軽にご相談ください。
(Lixy/ASOBIDEA)